こんにちは、想いの時スタッフ西山です。
私はこのお仕事をさせていただくまで、手元供養品を知りませんでした。 初めてこのショップ&ギャラリーで見たお骨壺は美しい調度品のようで、 本当に驚いて、そしてひと目で好きになりました。
その中でもハンドメイドの1点物のガラス製で バラをあしらったお骨壺に目をひかれました それはやさしい色遣いの、恥じらうようなピンク色でした。 思わず『ここにはいりたい!』とつぶやいてしまいました。でも私には素敵すぎかしらと少しためらいもありましたが・・・。
ある日ショップに奥様を亡くされた方と、そのお嬢様がお二人でいらっしゃいました。 まだ10代半ばで、とても清楚なかわいらしいお嬢様で ご両親が愛情をこめてお育てになったのだろうと感じました。 しばらくご覧になったあと、そのお嬢様が手に取られたのが、このピンク色のお骨壺でした。
-お母さんのイメージだから-
そうおっしゃって大切そうにお持ち帰りになりました。 きっとやさしい美しいお母様だったのでしょう。きっとお骨壺のほうで行きたいところを選んだのではないでしょうか。
大事なお母様を亡くして、寂しさや哀しみが癒えることはないことでしょう。 寂しいときや何かお話したいとき 壺に向かってお話されているのかな、と時折思い出すことがあります。
ほんの少しでも、あのお嬢様の心にきれいなあたたかいものが届きますように。