位牌の話① 位牌ってなんでしょう

お位牌は故人様の戒名や、
場合によっては俗名(生前に使用していた名前)を記し
故人様のよりしろとして仏壇などに安置して供養するものですが、
もとから日本にあったものではありません。

中国の儒教で、先祖祭祀をする際に
官位や姓名を書く霊碑を用いる習慣があり
鎌倉時代に禅宗が中国からその習慣を伝えたといわれています。

一般的になったのは江戸時代以降とされますから庶民にとっては比較的新しい習慣です。

官「位」を記したことから、戒名の下に
「位」をつける習慣も残っているようですが
入れる寺院と入れない寺院がありますので確認が必要です。
(位牌を作らない宗派もあります 後日記載予定)

日本人の国民性はとても寛容で、
よいと思うことは色々と取り入れていきます。
位牌がこれだけ広がったのも
ご先祖様を供養するときに、位牌があった方が
心を込めやすく、親しい気持ちになれたからではないか
と想像します。

次回は白木の位牌と本位牌についてお伝えします。

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(モダン仏壇・位牌・手元供養品 想いの時 店長)

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