テレビドラマや映画などでよく目にするのが、お仏壇の一番目立つところに
故人様のお写真が置かれていたり、お位牌が中央に祀られていたりします。
これは正しい例ではありません。本来お仏壇の中にお写真は置きません。
そして、お位牌が中央にあるのも間違いです。
以前にもこのブログで書きましたが、お仏壇はお寺の本堂のミニチュアです。
つまり中心はあくまでもご本尊であり、木彫りの仏像や掛け軸等がそれにあたります。
お写真を飾るのであれば、お仏壇の前や脇のスペースか、手前に小さな
花台兼用の テーブルを置いていただき、そこに置いてさしあげてください。
そしてお位牌はご本尊より一段下になります。
ご本尊をお祀りする場所を須弥段 (しゅみだん)といいますが、ここが位牌より1センチでも
上がっていればOKですが、同じ高さ には置くことはよくありません。
最低限のマナーとして、守っていきたいものですね。
とはいうものの、やはり手を合わせる方のお気持ちが一番大切になります。
ご先祖様を大切にし、故人を敬う気持ちはこれからも大切にしたいですね。